現代のバッファロー
1987年、「ミッション・インディアン・カバゾン・バンド」が部族の命運をかけて開設した高額賭け率のビンゴ場の「ファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ」は、これを違法とする州政府と「カリフォルニア州対ミッション・インディアン・カバゾン・バンド」と呼ばれる法廷闘争の末、最高裁で合法判決を勝ち取った。この判例は全米のインディアン部族に部族カジノ開設を競わせ、「インディアン・カジノ」は「現代のバッファロー」と呼ばれる部族のビジネス・モデルとなった。
1988年、アメリカ連邦政府は「インディアン賭博規制法」を制定し、インディアン部族による賭博を三等級に分け、最上級のカジノ運営に関し、連邦認定された(つまり、保留地を所有する)インディアン部族に限って内務省管轄でこれを認めることとした。一方、同じインディアン部族でありながらアメリカ連邦政府から「絶滅部族」とされ、連邦との条約規定を解消されて保留地や福利厚生の権利を没収された多数のバンドは、カジノを持つことも出来ず、自立の機会を奪われている。
現在、カリフォルニア州のインディアン部族は、同州全体で58のカジノと、90のポーカー場を運営している。「宮殿」を名乗るカジノもあるが、実際に宮殿並みの外観を備え、ホテル、温泉や保養施設、レストランなどを揃えた一大リゾート施設となったものも多い。
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